うなずきかぼちゃん-介護向けのおしゃべりロボット

歩行×
声認識×
タッチセンサー
サイズ高280㎜
重量約680g(電池含まず)
電源単2乾電池×4本
おすすめ度★★★☆☆

話してくれるおしゃべりロボットで、言葉は理解してくれません。

話しかけるとうなずきながら聞いてくれたりと、おしゃべりロボットの中では優秀です。

製造はあのピップ。大手らしく専門家からの協力を得てその効果を検証しており、認知機能・ストレス・睡眠に良い効果があることが確認されています。
電池交換が簡単にできるなど、お年寄り向けに工夫されているのがさすがです。動作・機能は「おしゃべり柴二郎」に近いですが、かぼちゃんのほうが若干すぐれています。

おしゃべりロボットとしては反応が多いほうですが、ペットロボットと比べると動作や反応が少ないです。話してくれるのはうれしいですが、話しかけてくれるというのはセラピーに必須ではありません。会話まで成り立つなら話してくれる効果は大きいのですが、この価格で会話は無理ですね。

うなずきかぼちゃんの動画

かぼちゃんのうなずく様子、しゃべるところ、時間の判断、電池交換など、この動画にあるのがかぼちゃんのほぼすべてです。動画ではおばあちゃん、と呼んでますが呼び名は変えることができます。

かぼちゃんの効果が検証されています

介護向けに開発された経緯もあって、その効果が大学研究機関と連携で調査・検証されています。

検証しているのは大阪市立大学大学院医学研究科 システム神経科学教授で、独立行政法人理化学研究所分子・イメージ科学研究センターセンター長でもある渡辺恭良氏(*役職は執筆時点)。

この研究では、認知症ではない一人暮らしのおばあさん18名(平均年齢73歳)にかぼちゃんと2か月一緒に生活してもらうというものでした。その結果、

  • 認知機能検査のスコアが1.5ポイント上昇。非認知症の方で認知機能が向上するという素晴らしい結果に。
  • ストレスの指標となる唾液中コルチゾールの値が低下。ストレスの軽減が確認されました。
  • 睡眠時間の増加と途中覚醒(睡眠途中で目が覚める)の低減が確認でき、睡眠の量・質ともに改善されました。

このとおり、認知機能、ストレス、睡眠の3つに良い傾向が確認できました。

かぼちゃんでなくとも、話しかけや愛情を込めるしぐさがとられるようであれば他のロボットでも同様の結果となると予想できますし、むしろかぼちゃんより動作が豊富でより活動的になれるペットロボットはあります。でもかぼちゃんくらいでもしっかりと効果が出ることが確認されたのはうれしいですね。

かぼちゃんの効果

かぼちゃんの効果検証

かぼちゃんの機能と動作

おしゃべりはしてくれますが、言葉を理解して返答するといったことはできません。光、音、タッチセンサーなどの反応でしゃべります。

  • おじいちゃん・おばあちゃん・ばあば・じいじ・お母さん・お父さん・お姉ちゃん・お兄ちゃんの中から呼び名を選ぶことができ、選んだ呼び名で呼んでくれます。
  • 話しかけるとうなずきながら聞いてくれます。
  • 時間帯や季節を把握して、それに合わせたおしゃべりをしてくれます。
  • 設定した時間に寝起きします。

あくまでセンサーで感知しておしゃべりをするというもので、こちらの状況に合わない話も出てきます。また会話ができるわけではないので意味の通らない話を振られたりもします。言語認識ができないので、まぁ、仕方ありません。

呼び名は登録されているものから選べるのはいいですが、もっと自由に、たとえば自分の名前などを設定できればもっとよかったところです。

かぼちゃんの機能

かぼちゃんの動作と機能

かぼちゃんのセンサー

  • 頭:なでなでセンサー(光センサー):頭をなでるとおしゃべりをします
  • 口:お話センサー(音センサー):話しかけた声・音に反応。話を聞きながらうなずくように首が動きます。
  • 手:お手てセンサー(振子スイッチ):手を持ち上げたり振ったりするとおしゃべりが変化します。
  • 体:ゆらゆらセンサー(モーションセンサー):抱っこしての揺れ、高い高いなどを感知しておしゃべりが変化します。
  • 足:足裏センサー(スイッチ):ボタンを押すとくすぐったくて笑ったりします
  • 胸:スピーカー:約400通りのおしゃべりをします。

頭部のセンサーは「なでなでセンサー」となでられることを感知するような名称ですが、光センサーで光を感知しており、タッチセンサーではありません。手が触れた時の明暗の変化でなでられていると判断しています。擬似的にタッチを判断しているということで上記の表ではタッチセンサーを△にしました。

かぼちゃんのセンサー

かぼちゃんのセンサーとスイッチ

おしゃべりロボットとしては優秀

効果が検証されているのが何より。しゃべる内容も多く、首が動いてくれるのもおしゃべりロボットとしては優秀です。

その反面、一方的な話しかけで、こちらの話かけや動作への反応が少ないという、おしゃべりロボットの限界も感じてしまいます。

話してくれるおしゃべりロボがほしいならかぼちゃんはいいものですが、話してくれることこだわらないなら、より反応が豊富なペットロボットのほうがお勧めです。

機能は「おしゃべり柴二郎」に近いですが、話してくれる言葉は柴二郎の180に対してかぼちゃんは400と倍以上。電池交換のしやすさ、動作の適切さもかぼちゃんのほうが優秀ですね。

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